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自筆証書遺言(じひつしょうしょいごん)

遺言をする人が自分だけで作成することができる遺言です。遺言書の全文、日付、氏名をすべて遺言者自身が手書きで作成し、これに押印することによって成立します。

遺言書全文を自書することとされた趣旨は、筆跡から遺言者が作成した文書であることとを明らかにするためですので、パソコンなどを使用して作成されたものは無効になります。なお、カーボン紙を用いて複写する方法で作成されたものについては、自書の要件にかく事はないとされた判例があります。(最判平5.10.19)

日付については、年月だけでなく日にちまで特定できる記載がされていなければ、その遺言は無効となります。たとえば、「平成24年11月吉日」と言った記載では要件を満たしません。

氏名については、遺言者が特定できれば、ペンネームや通称であっても有効と扱われます。

押印は、実印でも認印でも、拇印などの指印でも有効です。また、遺言が数ページに渡る場合であっても、それらが一通の遺言書として作成されたものであることが確認できれば、その一部にだけ日付、署名、押印がなされている場合であっても遺言は有効なものとして扱われます。

民法 第968条
1.自筆証書によって遺言をするには、遺言者が、その全文、日付及び氏名を自書し、これに印を押さなければならない。
2.自筆証書中の加除その他の変更は、遺言者が、その場所を指示し、これを変更した旨を付記して特にこれに署名し、かつ、その変更の場所に印を押さなければ、その効力を生じない。